NST専門療法士の資格をとるために、やること4選を簡単にお伝えします。
NST専門療法士の資格をとろうと決めた方、資格をとる前にやることを予め知っておきたい方、資格を本当にとるかは迷っているけど準備だけでもしておこうかなという方、必見です。
私は病院薬剤師ですが、管理栄養士、看護師、臨床検査技師、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、歯科衛生士、診療放射線技師の方もとれる資格なので薬剤師以外の方もご覧下さい。
早速、結論ですが・・・この4つをやれば資格を取得するための条件が満たせます。
日本臨床栄養代謝学会学術集会に参加する
この日本臨床栄養代謝学会学術集会に1回参加することは資格条件の必須項目です。
ただ、2回参加することをおすすめします。理由は後述しますね。
1回参加→10単位
参加証が単位証明になるので、なくさずとっておきましょう。
単位数が書いてなくても安心してください。
私はこれで単位になるのか不安で問い合わせてしまいました(笑)
年に1回、2月頃(コロナ渦は期間がずれて5月や8月に実施)開催されています。
コロナ渦では期間がずれていましたが、2024年からは2月頃開催になりそうです。
少なくとも、2024年、2025年の予定は2月で公表されています。
学会公式ホームページに日程がのっているので、ご確認ください。
日本臨床栄養代謝学会 学術集会一覧
https://www.jspen.or.jp/society/jsp-2513/
NST専門療法士受験必須セミナーを受ける
このNST専門療法士受験必須セミナーの受講は資格条件の必須項目です。
1回参加 →10単位 (同年開催のセミナーは1回のみ有効)
このセミナーが何かというと、
消化器解剖や生化学から栄養評価、経腸・静脈栄養、在宅栄養についての
基礎を学ぶことができる 全部で11の講義です。
期間は決まっていますが、
オンライン(オンデマンド形式)のため自分の空いた時間に受けることができます。
基礎的な内容を学ぶことができるので、最初に受講するとグッと理解が深まります。
わからなかったことは中断し、戻ることもできるので良いですね。
最近は、年2回募集がかかっていて
第1回 受講期間:3月下旬~5月下旬 (募集:1月~2月)
第2回 受講期間:6月~7月 (募集:4月~5月)
のように受講期間は2ヶ月程度と余裕が結構あります。
ちなみに、オンデマンド形式になったのはコロナ渦の2020年以降とお話です。
以前は現地開催されていました。年4回で、東日本と西日本で各々2回開催されていたようですね。
応募する時は、NST専門療法士更新必須セミナーとは間違えないようにご注意を!
NST専門療法士受験必須セミナーを受けてくださいね。
学会か必須セミナーで10単位ためる
学会参加を2回おすすめする理由がここにあります。
前述した学会(10単位)+セミナー(10単位)
+10単位 が資格取得の必須項目になるからです。
+10単位をとる方法は
① 日本臨床栄養代謝学会にもう1回参加 (10単位)
② 日本臨床栄養代謝学会主催の支部会に2回 (5単位 x 2回)
③ 地方会、研究会に5回 (2単位 x 5回)
④ ②、③を組み合わせて10単位以上にする
⑤ NST専門療法士受験必須セミナーをもう1回(別の年)に受講
(同年開催のセミナーは1回のみ有効のため)
(⑥バーチャル臨床栄養カレッジ(※)修了 10単位)
※バーチャル臨床栄養ガレージは以前、EAファーマが初のインターネットで臨床栄養を学ぶことができる学校のような形式で開催されていたようですが、今は受講できないようです。前に受講した人は単位になります。
①~⑥のいずれかで10単位をとる必要があります。
私の個人的な意見は・・・
NST専門療法士受験必須セミナーは、毎年の内容はさほど変わらず1回受講で良いかな。
私は学会に何度も足を運ぶのは疲れてしまうし、交通費、参加費のコストもかかる。
1番回数が少なくてすむ、本元の学会を2回参加することが楽で学ぶことができると思っています。
最近はオンライン参加も可能ですしね。
現地での学びも大きいし、学会のお弁当は栄養の学会であることもあり美味しいので
現地参加できる方はおすすめです。
臨床実地修練を受ける
認定教育施設で臨床実地修練を40時間受けることが資格条件の1つです。
臨床実地修練とは?? と思う方も多いはずです。
臨床実地修練とは
認定教育施設という日本臨床栄養代謝学会で認められた病院の実務実習のことです。
この研修を受けることが必要で、
病院によって、スケジュールや応募方法も異なります。
学会公式ホームページで、都道府県毎に
実習を実施している病院と期間は公開されているのでご確認ください。
栄養サポートチーム(NST)専門療法士認定教育施設一覧
https://www.jspen.or.jp/qualification/nst/jsp-2566/
病院によっても異なりますが、早めに締め切っているところもあるので、
行きたい病院が決まっている方は早めに応募を試みた方が良いと思います。
まずは、学会公式ホームページから病院と期間を調べ、
行きたい病院のホームページや ”NST” ”臨床実施修練” を入れて検索を。
応募方法は病院毎の応募にならってください。
検索で上手く出てこない方は、昨年度の年を入れて検索すると
昨年の期間がわかって応募の目安になります。
わからなければ、直接病院に問い合わせることが必要になります。
もっと詳しく選び方や応募方法について知りたい方は、またupしていこうと思います。
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