新人薬剤師向け

【新人薬剤師向け】資格って必要?転職に有利?早めに知っておきたい認定・専門資格の話

keiko
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  • 認定薬剤師や専門薬剤師って、取った方がいいの?
  • そもそもどんな資格があるの?
  • 転職に有利って本当?

このように悩む人も多いと思います。

実際、薬剤師の認定・専門資格には、

  • 数年間の実務経験
  • 学会加入年数
  • 先に別の認定資格が必要

など、”取りたいと思ってもすぐには取れない資格”も少なくありません。

「将来どの分野に興味を持っても対応できるようにしたい」という思いから、1年目から認定・専門資格について情報収集を始めました。
結果的に、日病薬病院薬学認定薬剤師やNSTの資格取得にもつなげることができました。

ただ当時は、資格についてまとまった情報が少なく、「どんな資格があるのか」「取得条件は何か」を調べるだけでもかなり大変でした。

最近発売された『薬剤師のキャリアアップガイド(月刊薬事 増刊号)』は、認定・専門資格が一覧で整理されていて、「新人の頃にこういう本が欲しかった…!」と思った1冊です。

この記事では、

  • 薬剤師にはどんな認定・専門資格があるのか
  • なぜ早めに知っておくと良いのか
  • 資格はキャリアにどう活かすのか

を、実体験も交えながら紹介していきます。

そのおすすめの本はこちら

そうだ,認定を取ろう!薬剤師のキャリアアップガイド 月刊薬事増刊号
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新人薬剤師こそ”資格情報”だけは早めに知っておくのがおすすめ

薬剤師にはさまざまな認定・専門資格がある

薬剤師の認定・専門資格というと、
がん・感染・栄養あたりを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

実際には、想像以上に薬剤師の認定・専門資格にはさまざまな種類の資格があり

  • 幅広い知識を身につけるジェネラリスト系の資格
  • がん、感染、栄養など特定分野に特化した専門資格
  • 多職種で取得できるチーム医療系の資格

などがあり、もちろん病院薬剤師向けのものだけでなく、薬局薬剤師の業務に活かせる資格もあります。

私自身、資格について調べ始めた時は、「こんなに種類があるんだ…!」と驚きました。

「資格はいらない」と思っていた先輩の話

新人の頃は、
・日々の業務や薬の勉強で手一杯
・ジェネラリストとして働きたいから、専門資格は特に考えていない
という人も多いと思います。

しかし、実際に実習施設や職場の先輩から、こんな話を聞いたことがあります。

新人の頃は資格なんていらないと思っていたけど、今になって取っておけばよかった

 

その理由として挙げられていたのは、

・勉強会には参加していたのに、単位を取得していなかった
・コツコツ単位を集めておけばよかった
・年数を重ねてから興味のある分野ができた
・転職を考えた時に、自分の強みとして示せるものが少なかった

といったことでした。

 

「自分がどの分野に興味を持つのか」まだわからない人も多いと思います。

実際、私自身も最初から「絶対にこの資格を取りたい」と決めていたわけではありませんでした。

ただ、先輩の話を聞いて、「もっと早くから準備しておけばよかった」と後悔することは避けたいと思っていました。

そのため、
「将来どの分野に興味を持っても、資格を取りたいと思った時に動ける状態にはしておきたい」
と考えるようになりました。

「取りたい」と思った時に動ける状態を作る

認定・専門資格は、興味を持ったからといってすぐ取得できるとは限りません。

資格によっては数年単位の取得条件があるものや、勤務環境によって取得が難しいものもあります。また、産休・育休などのライフイベントも関わってくるため、計画的に考えていく必要があります。

実際、資格取得の条件として、

・数年間の実務経験
・学会加入年数
・前提となる資格取得

などが求められることがあります。

また、今の職場で

・症例条件を満たせるか
・必要な実務経験を積めるか
・他施設研修や実地研修へ参加できる環境か

といった勤務環境も影響します。

だからこそ、「今すぐ資格を取るかどうか」

ではなく、“将来の選択肢を残しておくために、早めに情報を知っておく”ことが大切だと感じています。

資格を取るメリット

勉強の目標を作りやすい

「何か勉強しなきゃいけないのは分かるけど、何から手を付ければいいのかわからない」
ということもあると思います。

例えば、抗菌薬の処方は日常的によく見かけます。
もちろん、その都度調べながら業務を行うことも大切です。
ただ、「本当に理解できているのかな?」「もっと体系的に学びたいな」と感じることもあるのではないでしょうか。

そんな時に、認定・専門資格は一つの目標になります。

資格取得を意識して勉強していくと、
「この知識は臨床でこう活かされるのか」
と、普段の業務とのつながりが見えやすくなることもあります。

もちろん、勉強した結果、
「自分には別の分野の方が合っているかもしれない」
と感じることもあるでしょう。

それでも、資格をきっかけに新しい分野へ触れられることは大きなメリットです。

興味のある分野を見つけたり、学びを深めたりするための“目標”として、資格を活用するのも一つの方法だと思います。

転職・キャリア形成で強みになる

資格を持っていると、転職などの場面で自分がどの分野を学んできたのかを客観的に示しやすくなります。

転職時には初対面の相手に自分の経験や得意分野をアピールする必要がありますが、自分で「感染について詳しいです」と伝えても、それだけでは相手も判断が難しいと思います。

そこで認定・専門資格は、その分野について継続して学んできたことを示す一つの指標になります。

また、チーム医療への参加や診療報酬上の加算などで認定・専門資格が求められることもあります。

もちろん資格だけで評価が決まるわけではありませんが、採用や異動を検討する側にとっては、その人の強みを判断する材料の一つになります。

そのため、転職やキャリア形成において強みの一つになると思っています。

おすすめ本「薬剤師のキャリアアップガイド」

そうだ,認定を取ろう!薬剤師のキャリアアップガイド 月刊薬事増刊号
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この本では、資格だけでも50種類以上掲載されています。

それぞれの資格について、

・取得要件の概要
・取得までの流れ(申請・試験・費用など)
・詳細情報が掲載されているURLやQRコード
・取得者数や合格率

などが必要な情報がまとめられていますし、取得までの道のりや、実際に業務へどう活かしているのかといった取得者の声も掲載されており、読んでいて参考になります。

ここまで書いてきたように、今すぐ資格取得を目指していなくても、

・将来どんな選択肢があるのか知りたい
・自分の興味のある分野を探したい
・キャリアの方向性を考えたい

という人には、一度目を通してみる価値があると思います

資格取得はゴールではない

ここまで資格のメリットについて書いてきましたが、私は「資格をたくさん取ること」が目的ではないと思っています。

資格はあくまで学習や経験の結果であり、本当に大切なのは取得した知識や経験を実際の臨床で活かせることです。

そのため、
「次はどの資格を取ろうかな」
と資格集めが目的になってしまうのは少し違うと感じています。

もちろん、新しい分野を学ぶきっかけとして資格取得を目指すことは素晴らしいことです。

しかし、資格を取得した後に、
・患者さんへの提案に活かせるか
・処方監査に活かせるか
・チーム医療で活かせるか
の方が、資格の有無よりも大切だと思います。

私自身も資格取得はゴールではなく、日々の業務に活かすための通過点だと考えています。

まとめ

薬剤師の認定・専門資格は、思っている以上に種類が多く、取得条件や必要な経験も資格によってさまざまです。

資格取得そのものが目的ではありませんが、

・勉強の目標を作りやすい
・自分の強みを客観的に示しやすい
・将来のキャリアの選択肢を広げられる

といったメリットがあります。

一方で、実務経験や学会加入年数などが必要な資格もあり、「取りたい」と思った時にすぐ取得できるとは限りません。

だからこそ、新人薬剤師のうちから認定・専門資格について知っておくことは大切だと思います。

私自身も、将来どの分野に興味を持っても動けるように、早い段階から資格情報を調べていました。

・どんな資格があるのか知りたい
・将来のキャリアを考えたい
・認定・専門資格について効率よく調べたい

という方は、『薬剤師のキャリアアップガイド(月刊薬事 増刊号)』を一度見てみると参考になると思います。

今すぐ資格を取る予定がなくても、一度パラパラ眺めてみるだけで将来の選択肢が広がるかもしれません。

この記事を書いた薬剤師のおすすめ本はこちら

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※本記事は執筆時点の添付文書・ガイドライン等に基づいています。実務では最新の情報をご確認ください。詳しくは免責事項をご覧ください。

ABOUT ME
けー子
けー子
病院薬剤師 × NST専門療法士
病院薬剤師歴7年。病棟業務・NST・術後疼痛管理チーム(APS)に携わっています。新人〜若手の病院薬剤師さんが「明日の業務で一歩動ける」記事を書いています。
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