NST専門療法士の取得、維持にかかるお金についてご紹介

NST専門療法士取得方法

病院薬剤師のkeikoです。2024年にNST専門療法士の試験に合格した経験を発信することで、NST専門療法士の仲間を増やしていきたいと思っています。

今回はNST専門療法士の資格をとるためにかかるお金、とった後にかかるお金についてまとめました。

どの資格でも同様ですが、資格をとるのにもお金がかかるし、とってからそれを維持するのにもお金がかかります。

・まずは一旦資格をとってみよう!

・資格をとったらそのまま維持していこう!

どちらの方も 資格の取得、維持にかかるお金について、知っておいて損はないはずです!

なるため!にかかるお金(資格取得費)

【研修費用】
40時間の実務実習費 施設によって異なる

私が調べた範囲内でも0~40000円?と施設によって費用は異なるようです。
私は1日5000円x5日で25000円でした。
費用で実習するか否かを決めることは避けていただきたいですが、実際に実習を申し込むときには各施設のホームページを見たり、問い合わせをして確認しましょう。

【試験費用】 10,000円

毎年10月頃試験があります。1回試験を受ける度に10000円かかります。
1度試験に合格すれば以降試験はありません。
不合格の場合は、翌年10000円で受験できます。

【認定費用】 20,000円

試験合格すると登録メールアドレスに合格通知の連絡がきます。
その後登録住所に認定費用の支払いの連絡が届きます。
期日が書いてあるので、その日までに支払いましょう。
2024年10月合格者の支払い期限は2025年1月24日でした。

【学会費用】 入会費、会員費 9,000円/年

NST専門療法士の認定試験の申請時に、学会に入会している必要があります。

また、試験に合格すると試験の翌年度(JSPEN学会は12月1日~翌年11月30日を事業年度としています)の2月頃より認定とされるので、翌年度の学会費の支払いも必要になります。

★JSPEN学会の入会タイミングのおすすめ

私はNST専門療法士の資格をとると決めてから入会をおすすめします。理由は2つあります。

①資格申請条件の30単位をとる段階では学会入会は必須ではない。

認定試験を受ける前の書類申請の段階で、入会費の支払いが済んでいれば問題ありません。JSPEN学会の参加費やオンラインセミナー代は学会会員の方が安いですが、差は3000円くらいです。学会入会費9000円と考えると資格を取得する年に入会するのでも全然遅くありません。もちろん、学会会員でのみ得られる情報もあるので、興味が初めからある方は早めに入っても良いとは思います。

②退会後の再入会は1回だけ。

退会したら再入会は一度のみOKですが、二度目は認められていません。試しに入会!途中で興味がなくなって退会・・・。臨床現場で再度興味が出てきてNST専門療法士になってみたいかも・・・入会!試験勉強や研修、プライベートの都合なんかで実際に試験を受けるのが数年後になりそう・・・。なんて時にもう一度退会すると入会できず、入会できない=NST専門療法士になれない ということになるのでご注意ください。私は学会の入会はわりと自由だと勝手に思い込んでいましたが、違いました・・・。(常識かもしれませんが)

【申請のために必要な30単位とるのにかかる費用】 

・認定申請にはJSPEN学会参加に1回(10単位)

・受験必須セミナー受講に1回(10単位)

が必須条件となっています。

プラス10単位は、支部会、地方会などに参加でも良いです。別の記事を書いているのでご参考ください。それらの参加するものによって参加費が異なるので、金額は左右されます。

【NST専門療法士受験必須セミナー】会員12,000円 非会員15,000円

セミナー受講年に受験する予定であれば、JSPEN学会に入会していると思うので、12000円ですね。私は受験の2年前に受講したので非会員の費用でした。

【JSPEN学会参加費】会員14,000円 非会員15,000円

認定申請時に必要な30単位 の取得例
JSPEN学会参加 2回、受験必須セミナー 1回 の参加
この単位の取り方をおすすめしていますが、これで40000円~45000円です

その他個別費用

【旅費】 住まいによって異なる

・JSPEN学会参加する時
 横浜or神戸で主催されていることが多いです

・認定試験に受験する時
 毎年京都の国際会館が会場です 

➡ 想像はつきやすいと思いますが、お住まいによって
  飛行機 or 新幹線、電車、ホテル代 がかかります

【教材費】 勉強方法によって異なる

・JSPENテキストブック:5,500円
・基本問題集:2,860円
・過去問題集Ⅰ:3,630円

   おすすめを定価で購入すると・・・

11,990円

私がおすすめしている認定試験の勉強用教材はこの3種です。その他にも教材を使用して勉強する場合はプラスでお金がかかりますね。
状態にこだわりがないのであれば、amazonやメルカリで低価格での購入が可能です。
私は問題集は汚れてなんぼ!書き込みたくさんして、持ち歩く気満々!
誰かの書き込みさえなければOKだったので、amazonの中古の状態が良いものを比較的安く購入しました。

勉強方法や教材のご紹介はこちらをご参考ください!

つづけるため!にかかるお金(資格維持費)

【学会費用】 9,000円/年 

NST専門療法士の認定期間は学会の会員である必要があります。
毎年費用がかさむものになります。

【更新申請に必要な30単位取得費】

・JSPEN学会の参加1回(10単位)

・NST専門療法士更新必須セミナー1回(10単位)

基本は認定申請に必要な30単位の取得方法と同じで、この2つが必須項目になっています。セミナーが”受験”必須セミナー→”更新”必須セミナーに変更になっているだけです。

プラス10単位の取り方も認定申請時と同様です。

更新時は学会会員のはずなので、非会員費はございません。認定取得後は、学会へ自己研鑽のために参加しようと思っているので学会参加費は自然とかさみそうです。

【JSPEN学会参加費】 14,000円
【NST専門療法士更新必須セミナー】 12,000円

更新申請時に必要な30単位 の取得例
JSPEN学会参加 2回、受験必須セミナー 1回 の参加
この単位の取り方をおすすめしていますが、これで40000円です

【更新審査認定料】 10,000円

30単位取得後、更新申請を行います。その申請審査で合格すると更新が認められ、更新審査認定料を支払ういう流れになるようです。

その他費用

【認定証再発行手数料】 3,000円


認定証をなくしてしまった場合は手数料を支払うことで再発行できるようです。

今回はNST専門療法士の資格をとるためかかるお金、とった後にかかるお金のお話でした。
お金をまとめると結構かかることがわかりますね。

今年とった私にとっては維持することは恐ろしい現実・・・
ただ、もちろん他の資格も同じはずです・・・。

一度資格をとるだけでも勉強するきっかけになり、一定の知識は習得できるので良いと思います。

ですが!実際に臨床現場で役立てる、プロフェッショナルになるためには継続が必要かな、と私は思っています。(まだ資格をとったばかりで何様だ・・・と思うかもしれませんが。)

NST専門療法士を選択し、これだけお金をかけて勉強して、せっかくGETした資格だから、
今後も臨床現場で役に立つよう頑張っていこうと思います。

皆さんもぜひ一緒に頑張りましょう!

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