新人薬剤師のために

【新人薬剤師必見】仕事に必要なもの11選!持ち物リスト(完成版)

新人薬剤師 仕事に必要なもの
keiko
  • 上手にスタートダッシュをきるために必要なものは?
  • 最初から怒られたり、やる気がないと思われないか不安・・・
  • 出勤前に確認しておいた方が良いものはあるの?

勤務先によって、どこまで親切に持ちものを教えてもらえるか分かりません。
教えてもらえたとしてもそれだけではなく、他にも持っていくべきもの、当たり前すぎて聞けないこともあります。

持っていなかっただけで、先輩からやる気がない新人だと思われた。他の新人に遅れをとったと感じてしまうこともあります。

 

私は病院薬剤師歴7年目のkeikoです。
新人教育担当も経験してきた中堅薬剤師。年齢が遠すぎず、近すぎない私が新人から質問されてきたこと、予め知っておくとよいよ!ということを伝授します。
1年目から、”この子はできる”と思わせられる、成長につながる情報です。

\誰も教えてくれない/

この記事でわかること

新人薬剤師が
言われなくても持っていくべきもの
勤務先に確認するべきもの
あると便利なアイテム

病院も、調剤薬局も同じなので最後まで見ていってくださいね。

この記事の必要なものを揃えたら、”できる薬剤師”になるためのスタートダッシュをきることができます。

新人のときに聞きたかった、薬剤師が持っていくべきものをまとめました。
抜けもれなく必要なものを準備したい人は最後まで読んでください。

勤務先に確認するもの

勤務先によって指定されていることが多いものです。
入職前に案内をもらっていると思います。しかし、久しぶりの新人だと言い忘れてた、ここでは当たり前だけど?というように、教えてもらえないこともあります。
勤務先の意向に反しないよう、前もって確認しておきましょう。

薬の辞書(医薬品集)

新人薬剤師にとって、必需品です。1冊は始めに購入しましょう。
国家試験で薬を勉強してきたと言っても、用法用量までは勉強してきていませんよね。
実際現場の薬は、有効成分の名前とは異なり、先発品で置いてあることも多々あります。

勤務先の病院で新人教育の方針によっては、これを使ってねということがあるかもしれません。
「医薬品集で○○を購入を検討していますが、おすすめのものはありますか?」
と聞いてみましょう。

薬の辞書には王道で2種類あります。どちらも毎年発売されています。

今日の治療薬(最新版)

私のおすすめは「今日の治療薬(20○○年)」いわゆる「今治(こんち)」です。

薬の薬効分類毎(免疫疾患治療薬、鎮痛薬など)に図解や表が使われていて、
良い感じにまとまっています。たかが医薬品集とバカにできない内容です。

★この本の特徴

基本的な効能効果、用法用量がわかる
腎機能による用量調節量、その薬の特徴が一言でまとまっている
総論、作用機序、同種同効薬の使い分け、治療のアルゴリズムなどがまとまっている
最近の動向、主な新薬、薬物療法の最新エビデンスが冒頭で紹介されている

新人は覚える内容が多い、時間がない、たくさん調べることがあります。取捨選択も難しいと思います。そんな新人が効率的に網羅的に勉強するのに最適です。

 

治療薬マニュアル(最新版)

いわゆる「治マニ(ちまに)」です。

今日の治療薬よりも詳細な情報が載っています。同じく薬効分類毎にまとまっています。

★この本の特徴

添付文書の内容がほとんど載っている
薬毎の臨床解説(使用目的、使用法、副作用と対策)が書いてある
妊婦授乳リスク分類など添付文書外情報もあり
総論、各論、最近の動向、治療アルゴリズムなどの情報満載

今日の治療薬は最終的には添付文書で情報を補う必要がありますが、この本にはほぼ全ての内容が載っています。文字を読むのが得意、情報整理できる人にはおすすめです。
新人の頃は効能を見ても何に使われているのか判断できないこともあります。薬毎の臨床解説をみて、実際にどのように使われているのかがわかるのは良いポイントです。

印鑑(調剤印、監査印)

勤務先で購入しておいてくれることが多数です。入職するときにもらえます。
用意に時間がかかっていることもあります。
実習先で使用したものや、シャチハタ印鑑をもっていくと安心ですね。


自分で購入する場合は、キャップレス、ストラップ穴付きのものが便利です。
フルネームが基本です。処方箋の記名の取り扱いについて、厚生労働省では記名に代えて氏名の入った印でも可としています。

色の指定があることがあります。

靴の種類はスニーカーがおすすめ。薬を扱うのでナースサンダルのような足先が出ているものや不安定なヒールがある靴は避けましょう。調剤では常に立っているので足が非常に疲れます。歩きやすい、疲れにくい靴を選びましょう。

”ナースシューズ 色” で検索してエアーが入っている安価なものを選んでいます。
結構汚れてしまうので、ブランド靴は私は使っていません。 

白衣、服装

初日は入職式、オリエンテーションでスーツだと思いますが、実際働くときはスーツではないことが多いです。白衣や制服(入職前に採寸があるはず)が配布されると思います。

白衣であれば、白衣の下に着るものは襟がついているシャツが良いか、Tシャツでも良いか、など勤務先によって異なります。その辺りも確認できるといいですね。

病院であれば調剤室からスタートすることが多く、直接患者さんの目にとまる場所にいないので、シャツみたいにきちんとした格好でなくても良いということが多いようです。

マニュアル、内規等 勤務先のルール

同じ”調剤”でも勤務先によって、ルールが異なります。前もって渡されることもあるので、一通り目を通して、イメージしておくと良いですね。全部覚えていくことは不可能なので、持っていくことを忘れないようにしましょう。

昼食

勤務先によって異なることは容易に想像できますね。

職場内に食堂がある場合、自分で持ち込む必要がある場合、コンビニや売店があるor近いため休憩時間に購入する場合、など様々なケースがあります。

仕事は1日なわけですから、昼食なしでは最後までもちません。昼食のこと聞いたからって、休憩のことばかり考えているとは誰も思いません。遠慮せずに確認しましょう。ただ、一番最初に聞くことではないかな・・・と思うので、他の質問を終えてから聞くと良いですね。

言われなくても持っていくべきもの

ボールペン(3色がおすすめ)

買うなら3色、油性がおすすめ。

黒:普段使い、帳簿書くときにも◎
赤:重要事項、処方箋などの記載のルールが赤とされていることもある
青:分からないところ、黒の代わりになる

色はこのように使い分けしてます。4色でも良いですが、緑はそこまで使用用途はでてこないです。

仕事中に帳簿を書くことがあります。(向精神薬の数を記載して管理する帳簿など)
水性や消えるペンは× 油性で書くようにしましょう。
仕事中に使う筆記用具については職場で支給されることもありますが、最初は自分のボールペンを持っていくことをおすすめします。

とくにジェットストリームは書きやすさ◎ デザイン◎
かわいい、おしゃれ、かっこいいデザインがたくさんあります。

メモ帳

メモ帳はなんでも良い?私はそう思いません。
今後成長していく、仕事を覚えていくにあたってとっても大事なものです。

新人ではたくさんのことを覚えていくことになるでしょう。色々な先輩から、仕事のことも薬のことも教えてもらうことが多いです。頻度が低い仕事も優先的に教えてもらえます。

しかし人間は忘れる生き物。薬剤師は覚えていくことがずっとあり全部覚えていくことは不可能だと思っています。

そこでいつでもメモできる。いつでも、いつまでも確認できる。そんなメモが必要です。 

1番のおすすめはコレ ミニサイズのルーズリーフ


★おすすめ理由

・白衣や仕事着に入るサイズ かつ 小さすぎない
   – すぐにメモできる
   – すぐに見返すことができる
   – 1ページにまとまる
・ルーズリーフ
   – 書いた順番を変えることができる
   – インデックスをつけることができる
   – 適当になぐり書きをしても捨てられる
・バンドがついている
   – 紙がしわしわにならない
   – 別の紙を一緒に挟むことができる

もっと熱く語れますが、ここまでにしましょう。(また別の記事でご紹介できたらいいな。)

また、ルーズリーフほどしっかり管理できなくても良いよ!という方はこちらいかがですか?ルーズリーフが発売される前はコレを使ってました。紙質が良くて書きやすいので、当時一番推しでした。他の種類もあるので”スリムノート”で調べてみてくださいね。


あると便利なアイテム

ハサミ

錠剤のPTPシートを切るために必須です。他に、ダンボールをあけるときに使います。

電卓

調剤、注射の投与速度、検査値など計算する場面がよくあります。
白衣、仕事着に入るサイズの電卓が便利です。

+(足す)、ー(引く)、×(かける)、÷(割る)ができる電卓ならなんでもOK
関数計算は必要ありません。

油性マジック

薬袋に大きく書いて目立たせる、軟膏つぼに書くとき等に使います。
必須ではありません。職場に置いてあることもあるでしょう。
使いどころがあったら持っていくと良いですね。

おまけ

すぐに必要になるものではありませんが、そのうち必要になったり、便利だと思うことがあるはずです。

リールキーホルダー、リールストラップ

調剤印や監査印につけて、すぐに印できる!とすばやく調剤できます。
このようにシャチハタとセット売りされている商品もあるようですね。

消毒液持ち運び用 ペットボトルホルダー

病院では院内感染対策が重要です。一人一つ消毒液を持ち歩いている施設もあります。
持ち運びやすい、おしゃれなペットボトルホルダーをつけてみませんか?

薬局では卓上のものを使っているところが多いので、必要ないかもしれません。

ipad

勉強会や学術集会に参加するときに役立ちます。
オンラインでpdfを配られることも多く、ipadがあれば直接書き込めるのでおすすめです。

その他、資料など紙が多くなってしまい管理が難しいです。
ipadのノートでまとめて、スマホと連携させると、仕事中も内容を確認できます◎


私は持ち運びやすいipad miniを使っています。

手首にまけるメモ

病棟に配属になってから使えます◎
病棟では、看護師からたくさん質問やお願いされることがあります。また、医師が手術中であれば手術後に確認しよう。と次々にやることリストが増えてくることがあります。

いつでも、どこでも 。書ける、思い出せる。そんな商品です。
※ジェットストリームとは相性が悪いことだけが難点ですが、他は◎


まとめ

ご紹介したものを買いそろえて、良いスタートダッシュをきってくださいね。

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